〈小学生も学んでいるロジカルライティング!〉

おはようございます! 松本 茂です。

今日はロジカルライティングお話。・・・と聞くと難しそうと思うかもしれませんが,これも小学生の国語の授業で取り入れられているんです。

前の投稿と同じく,学校図書株式会社という出版社からだされている5年生の国語の教科書のなかで「すじ道(論理)を確かめる」という活動があり,論理的な書き方(ロジカルライティング)の指導をしています。

江戸時代の『世間学者気質』という本のなかの「風がふいたら箱屋がもうかる」という話を使っています。以下に引用します。

今日ふいているこの大風で土ぼこりがたくさん立って,人々の目に入ると目の不自由な人がたくさんできてしまう。そうすると,三味線がよく売れるようになる。三味線がよく売れるということは,三味線に必要なねこの皮がたくさん必要になるということ。そうするとねこがどんどん減るからねずみがたくさんふえる。たくさんふえたねずみは箱をかじってあなを開け,だめにしてしまうから,このチャンスに箱屋を始めたら大もうけができるにちがいない。

「風が吹くと箱屋がもうかる」というよく知られたストーリーですね。一見すると論理がとおっているように思えるこのストーリーの矛盾点を探して説明する,という活動です。なんとなくおかしいのはわかっていても,どこがどうおかしいのかを,明快な言葉で,筋道立てて,かつ聞き手にわかるように説明するのは,子どもでなくてもなかなか難しいことです。

このような訓練は大人にも非常に有効です。どの部分が事実で,どの部分はそうでないのか,その区別ができるようになります。さらに,思い込みや不確かな情報に惑わされず,事実に基づいて考え,結論をだせるようになるはずです。

ロジカルライティングの力は,ディベートの立論を書く際に,鍛えられる力です。ぜひディベートについても学んでみていただければと思います。

ご興味のわいた方は,下記のセミナーのリンクをご覧ください。

また,私が行ったディベート入門の解説をこちらでご覧になれます。参考になさってみてください。

ではみなさん,よい1日を!

Shigeru 🙂

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松本 茂 (まつもと しげる)


 
 立教大学経営学部 国際経営学科教授

 
@wakatakeclub
@Matsumotoshigeru8
 
マサチューセッツ大学ディベートコーチ、神田外語大学助教授、東海大学教授などを経て、2006年より立教大学経営学部国際経営学科教授、同学科バイリンガル・ビジネスリーダー・プログラム(BBL)主査。2014年より立教大学グローバル教育センター長を兼務。
 
主な社会活動
 
NHKテレビ「おとなの基礎英語」講師を6シーズン担当、日本ディベート協会事務局長、一般社団法人全国高校英語ディベート連盟副理事長、NPO法人全国教室ディベート連盟理事、公益財団法人ぐんま赤尾奨学財団理事、一般財団法人英語教育協議会評議員など。
 
このほか、文部科学省、中央教育審議会、東京都教育庁などの各種委員会の委員も務めている。

著書

  1. 本と珈琲
  2. 英会話 本
  3. 本 macbook
  4. 単行本
  5. 大人の基礎英語

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