おはようございます! 松本 茂です。
今日はロジカルライティングお話。・・・と聞くと難しそうと思うかもしれませんが,これも小学生の国語の授業で取り入れられているんです。
前の投稿と同じく,学校図書株式会社という出版社からだされている5年生の国語の教科書のなかで「すじ道(論理)を確かめる」という活動があり,論理的な書き方(ロジカルライティング)の指導をしています。
江戸時代の『世間学者気質』という本のなかの「風がふいたら箱屋がもうかる」という話を使っています。以下に引用します。
今日ふいているこの大風で土ぼこりがたくさん立って,人々の目に入ると目の不自由な人がたくさんできてしまう。そうすると,三味線がよく売れるようになる。三味線がよく売れるということは,三味線に必要なねこの皮がたくさん必要になるということ。そうするとねこがどんどん減るからねずみがたくさんふえる。たくさんふえたねずみは箱をかじってあなを開け,だめにしてしまうから,このチャンスに箱屋を始めたら大もうけができるにちがいない。
「風が吹くと箱屋がもうかる」というよく知られたストーリーですね。一見すると論理がとおっているように思えるこのストーリーの矛盾点を探して説明する,という活動です。なんとなくおかしいのはわかっていても,どこがどうおかしいのかを,明快な言葉で,筋道立てて,かつ聞き手にわかるように説明するのは,子どもでなくてもなかなか難しいことです。
このような訓練は大人にも非常に有効です。どの部分が事実で,どの部分はそうでないのか,その区別ができるようになります。さらに,思い込みや不確かな情報に惑わされず,事実に基づいて考え,結論をだせるようになるはずです。
ロジカルライティングの力は,ディベートの立論を書く際に,鍛えられる力です。ぜひディベートについても学んでみていただければと思います。
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また,私が行ったディベート入門の解説をこちらでご覧になれます。参考になさってみてください。
ではみなさん,よい1日を!
Shigeru 🙂
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